VDSLでゲームがラグい
VDSLという方式名だけで、ゲームに使えないとは決まりません。建物内の電話線区間、モデム、宅内のWi-Fi、時間帯の混雑は別々に確認する必要があります。まず有線で遊んだときのPingと切断状況を残しましょう。このページでは、部屋の中で試せることと、管理会社・事業者に確認することを分け、工事を検討する条件まで説明します。
電話線を使うのは、主に建物の中の区間
集合住宅のVDSL方式では、建物までは光を使い、共用部から各住戸まで電話線でつなぎます。部屋側のVDSLモデムと、その先のルーター・PCも通信経路の一部です。LAN配線方式や各戸まで光が来る方式とは区別します。
電話線区間の状態と、インターネット側の混雑は別の要因です。速度が低いという結果だけで共用設備の故障とは分かりません。モデムの型番、ランプ状態、契約中の方式を確認し、説明書の意味と照らしてください。
速度は控えめでも、ゲームは安定する例
下り70Mbps、ゲーム内Ping25ms前後で、ロスや切断がなく遊べるなら、VDSLだから即変更する必要はありません。これは架空の例で、70Mbpsや25msを基準にしているわけではありません。ゲームに必要な通信量と実際の操作感を見ます。
ただし大きなアップロードを始めるとPingが増えるなら、帯域を使い切ったときの待ち行列が関係する場合があります。同期や配信を止めて比べることで、方式の名前より具体的な改善先が分かります。
モデムのランプも変わる例
ゲームと通話が同時に止まり、モデムのランプが普段と違う状態になるなら、発生時刻と表示を記録します。ランプの名前と点滅の意味は機種で異なるため、見た目だけで線路の故障とは言い切れません。
室内の接続が抜けかけていないか説明書の範囲で確認し、契約先へモデムと回線の調査を依頼します。共用部の配線盤や装置には触れません。住戸内で配線をいじり続けるより、調査に必要な情報を揃える段階です。
夜に外部の測定だけ悪化する
有線でゲートウェイは朝夜とも安定し、外部のPingや速度だけ夜に悪化するなら、建物設備や外部の混雑も候補です。別端末でも再現するか、家の同時通信を止めても変わらないかを確認します。
速度とPingは別の欄で記録します。朝80Mbps・夜15MbpsでもPingは同じ場合と、速度は同程度でPingが跳ねる場合では、症状の伝え方が違います。夜間の速度測定と夜間Pingを必要に応じて使い分けてください。
光配線への変更を相談する
事業者が光配線方式を提供していても、自分の部屋で利用できるとは限りません。共用部への装置導入、配管、管理会社の了承、工事予定などを確認する必要があります。NTT東日本の公式案内でも、VDSLの集合装置のみの建物では共用部への光配線装置導入が必要とされています。
管理会社へは工事の承認・共用部の条件、ISPや回線事業者へは提供可否・方式・費用・日程を確認します。共用部の工事を自分で手配する前に、その建物の窓口と進め方を聞いてください。
工事の検討前に記録をまとめる
モデムとルーター型番、有線比較、別端末、日時、平均・最大・ロス、速度、ランプ状態、再起動後の変化をまとめます。宅内の改善と事業者の調査を経ても症状が反復する場合に、設備方式の変更や代替回線の検討へ進みます。
モバイル系への変更でも、電波・基地局混雑・データ制限など別の条件が加わります。比較ページで工事可否と総費用を整理し、新回線の開通・動作確認が済むまで旧回線を解約しないでください。
参考にした一次資料
状況を整理したいときは症状から診断できます。測定値だけで故障や責任を確定するものではありません。